茶道

2017年11月17日 (金)

礼状

月3回のお茶の稽古日は必ず着物でお伺いしています。

お洋服とは心構えが違うせいか自ずと所作も整います。

(茶事後の初めてのお稽古は気軽な七事式downwardright

018毎回、着物でお稽古できるようになったのも退職後のこと。

後始末や準備があるので、在職中はなかなか無理でした。

亭主を務めた今回の茶事では心持が所作に出たようです。

004お茶の大先輩から届いたお礼状に、胸が篤くなりました。

忙しかった時は亭主を務めても張り切り過ぎていました。

そのことで茶席の雰囲気も今回とは違っていたようです。

「しっとりと落ち着いた良い雰囲気…」

「お茶を大切に大事にされ熱心に…」

長い時間がかかりましたが漸くそこまで辿り着きました。

若い方の礼状にもとても嬉しいことが書かれていました。

茶席の雰囲気もお点前も人そのものが出てしまいます。

どんな時もゆったりして暖かく優しく居たいと思いましたconfident

001_2頂いてきた香り高い小菊の美しさも解るようになれたし…

005_2この椿のように可愛い若い方々に囲まれてこれからも精進しましょう!happy01

2017年11月13日 (月)

口切りの茶事

一昨日は茶人の正月と言われる開炉の茶事でした。

茶壷の封を切り、新しいお茶を使うための茶事です。

今年は今までよりは時間があり、全力を尽しました。

友人宅をお借りしますのでお掃除は前日にしました。

お客様は5人、半東は若い方、友人はお料理専任♪

002お客様が到着前の画像しかありませんが本席の床は身の引き締まる思い!

003まだ火が入らない外待合の煙草盆upwardright(左下に路地草履を履いた足が~coldsweats01

004迎え付けに出る亭主側から見た釂upwardright

001少しだけお料理のお手伝い♪ 非常に珍しい山の芋が入手できました♪

                          ♪

お客様の席入りは12時。11時45分に到着されますが8時には友人宅へ♪

茶事の折は亭主もお水屋も目の回るような忙しさに時間は瞬時に過ぎます。

料理の達人の友人や経験豊かな半東さんに助けられ楽しいお茶事でした。

お客様にも楽しんで頂けたようで薄茶席は実に和やかにゆったりしましたconfident

趣味と言えども熱中すればするだけ難しく、ハードルは高くなっていきます。

ほとんど仕事と同じ位か、それ以上の情熱で対処するようになった此の頃。

イヤイヤしていた茶道にこれ程までに嵌ってしまうなんて考えもしなかった!

ただ昨日はかなり疲れていて、8時過ぎまでベットから出られませんでした。

「両手に物を持ち正座から立つ」のはお茶をしていれば当然の事なのです。

でも体幹が強く無ければなかなか難しい動作のように感じています。

いつかはできなくなる日が来ます…それまで精一杯楽しみましょう!happy01

2017年9月 4日 (月)

色紙点

先週、本席のお花は稲と蓮の実が見事でした!shine

003花器も含めて初秋と晩夏の演出が素晴らしいと思いました!

008稲を生けるのは難しいのです…剣山を隠す石と亀も自然な趣shine

茶室に入った時に新鮮な驚きを感じると心が踊る気がしますnotes

                           ♪

お稽古は御所籠で色紙点をしました。

瓶掛と鉄瓶のカジュアルな風情です。

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カジュアルとは言え古袱紗4枚、2碗のお茶碗、茶巾箱もあり、若干難しい。

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2碗目のお茶碗が戻る前の道具の配置upwardright

古袱紗が色紙のように並ぶので色紙点notes

亭主はお茶を出し、拝見物を出し一旦、退席。

拝見物が返り、仕舞付けのお点前中ですdownwardright

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「拝見」も含めるとかなり長いお点前になります。

013「拝見」も難しい…と言うより完全に忘れていますcoldsweats01

015建水等は水屋に引かれ、拝見物が返され、亭主の挨拶を待つ点前座。

その後、仕舞付けのお点前をして終了となる複雑に見えるお点前です。

お点前は全て、実に合理的で理に叶い、非常に美しく簡素に運びます。

毎日違うお点前をしても3~4年はかかる種類の多さですが全て簡素。

お点前の主旨はそのお客様に相応しく心を込めてお茶を点てること!

ただそれだけに尽きますが茶道は禅でもあるので奥は深いのですconfident

漸くその入口に立てたかな?…と思っていたら残りの人生はどの位?

好きだったお仕事を辞めて時間はできました。

お仕事の分も精一杯、楽しみたいと思います。

2017年3月13日 (月)

春の心はのどけからまし

在原業平の「春の心はのどけからまし」の歌がいつも木魂するこの頃。

たとえ桜が無かったとしても春は心騒ぐことが多い気がしているのです。

そんな日々の中、桃源卿のお軸か架かるお茶室に座る時間は貴重confident

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今年も釣り釜の季節となりました。

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常に整い、静寂な中でお菓子を頂き、濃茶を点てて頂く時間。

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濃茶の後、続き薄茶で煙草盆が出ると、座は緊張が解かれ和やかな空気notes

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美しい方のお点前はやはり清々しいものですshine015

ぼんやりと座っていると過ぎ去った時間の愛おしさに気付かされます。

どんなこともいずれは過去になるので、拘っている時間はありません。

あるがままに受け入れ、自分で浄化し、潔く生きるのが良いのですconfident

お茶を続けていて良かったと思うし、ありがたいと思うひと時でした。

2017年1月16日 (月)

一座建立

昨日は友人宅でお初釜でした。正客を務めさせて頂きました。

ご亭主はこちらのお席で初…三客様も初めてのお初釜です。

慣れない方々の中での正客ですので、心構えが必要でした。

                      ♪

今はお稽古を止められた大先生は正客として誠に素晴らしい方でした。

「良い正客になるにはどうしたら良いでしょう?」訊ねたことがあります。

「亭主として茶事の全てを自分ですること以外に方法はありません」

お掃除から始まる準備の全てを経験すれば学ぶことは多いのです。

茶事の知識はもちろん、茶席の気配に敏感な配慮が必要なのです。

「一期一会」のお初釜を忘れ得ぬひと時にしたいと心から願いました。

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お席では撮れませんので終了後に写真を撮らせて頂きました。

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結び柳に炭飾りはお初釜の約束事。

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お米を敷いた上に稲の束とお炭とお供えもの等が飾れられています。

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どれほどのお手間がかかったことか…茶友の深いお心を感じました。

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路地には敷き松葉…侘び茶事では枯れた松葉を敷くこともあります。

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新年らしい清新な松葉…初入りの挨拶では正客が必ず触れなくてはならないご配慮です。

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お玄関先にも大壺に見事な生花shine

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待合の煙草盆の灰も見事に整えられていましたshine

こうしたお水屋やご亭主様の目に見えない準備のお心に触れることも茶事の醍醐味です。

とかくお道具や懐石にばかり目を向けがちですが最も大切なことは相手を想う心でしょう。

お互いの深い心がひとつになって厳粛でありながら実に和やかで楽しいお席になります。

「とても楽しいお初釜でした!」茶席で最も大切な一座建立ができたのでしょうか?

”真の亭主”である茶友はお疲れでしたがとても充足して幸せそうなご様子でした。

                           ♪

あまりにも良い時間を過ごしたので余韻に浸り、今日は何もせずぼんやり過ごしました。

歳を重ねなければ解らないこと…長くお稽古をして初めて解ること…たくさんありますconfident

今年も出来る限り、身体が動く限り、茶友との時間を大切にしたいと思います。

心新たに!!!良い一年にしたいと思います!happy01

2016年11月 8日 (火)

炉開き

10月下旬に風炉の灰等の始末をし、お道具を片付け炉の準備。

茶道は準備に要する体力もかなり必要なことを実感しています。

お床は「寒山拾得」の大きなお軸に茶壷downwardright

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今年も茶壷の紐は無事に完了…友人宅で楽しい開炉の茶事でした。

炉での茶事は炭手前から始まります。

初めて亭主を務められた方は緊張の中、堂々として感心しました。

一通りの懐石が終り主菓子は善哉downwardright

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開炉の決まり事の善哉は手作りでとても美味しかった♪

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”詰め”でしたので楽でしたが前後の準備で疲れました。

来年からは少しづつ、お稽古を減らしていくつもりです。

長い正座が身体に堪えるのです…転ばぬ先の杖です。

年齢に伴い次々思わぬ出来事が起こります。

今、できることを精一杯、楽しもうと思います。

2016年8月29日 (月)

茶箱のお点前

お茶の世界では8月は秋です。

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お床の花は秋の気配を感じさせるものとなっています。

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8月は暑いので茶箱をすることが多いのです。

御所籠を使った色紙点でお茶碗が出るところ。

風炉ではなく紅鉢を使い炭点前はありません。

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別の日の月点前…木据や小羽根、ウグイスを使う瀟洒な茶箱点前です。

母が存命の頃、帰省して茶箱でお茶を点て合うことがありました。

風炉等の茶道具は出せませんでしたが茶箱なら鉄瓶でできます。

母の古い椎朱の茶箱やcreaの輪島塗の茶箱でお稽古をしました。

秋の気配を感じると時折、思い出す懐かしい風景です。

母を亡くして長い時間が経ちました…一人でお稽古しましょうか?

9月に恩師が京都から来訪されることになりましたnote

その時、2人で茶箱のお稽古することにしましょうhappy01

思うことがあり、こちらの更新が滞っています。

”シニアの一人ご飯”はほぼ毎日更新中です。

暫くの間、よろしくお願い致しますm(_ _)m

2016年7月31日 (日)

真夏の薄茶点前

このところお稽古を休んでいたので薄茶の葉蓋のお稽古をしました。

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複雑なことは何も無く、通常の薄茶点前との違いは葉蓋の扱いのみ。

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洗い茶巾もまた薄茶点前で、何も考えなくても身体が動きます。

でもそんなお稽古の時こそ心の在り様がそのまま出るようです。

「何か心にかかることがあるの?」先生に聞かれてしまいました。

もう45年も前のことになる夏のことを思い出していました。

その人が亡くなってそんなにも長い年月が経ったのでした。

その夏もきっと、同じ薄茶点前をしていたような気がします。

45年も歳を重ねても悲しみは心の中に砂金のように光るconfident

お茶仲間の優しいお心遣いで沈む気持が慰められました。

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通常、お茶席では出ないアイスにキーウイの原種の果物upwardleft

心沈む時もお仲間さえいれば大丈夫!元気になりましょう!

2016年7月17日 (日)

正座

およそ半日程の正座が何でも無かった日々は50代までだったかしら?

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台子乱れ飾りのお稽古は拝見を含め1時間…立つ時、覚悟がいります。

そのために体幹を鍛えてきたつもりだったけれど老化に勝てないかも?

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(全てのお稽古が終わった後、撮りましたupwardright

「立つ、座る」の動作ができる日々はやはり限られているようです。

お道具を持って不安無く立ち上がることができた日々は遠くなるthink

時が経てば色々なことが身体に起きる…このところ正座が辛いweep

お稽古の時間を少なくしようか思案中…こんな日が来るなんて!

歳を重ねて良いことも確かにあります。

途方に暮れることも今後はきっとある。

どんなことも受け止めようと思う日confident

2016年5月15日 (日)

一座建立

五月晴れの一日、亭主を務めさせて頂いた正午の茶事が無事に終わりました。

茶友のお茶室をお借りし、お料理を始めとする全ての準備等もして頂きました。

茶懐石の名手である茶友のお蔭でお客様はとても楽しまれたように思います。

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お懐石後の初炭、縁高の後、中立。後座では濃茶の前に花寄せで遊びました。

茶碗飾りの濃茶、後炭の後は初心者の方もおられるので平花月で遊びました。

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全てが終り、床の間にはお客様が入れられた花…左の床脇の宗全籠にも。

約4時間強の茶事は滞り無く、お客様と亭主の心が通い合ったお席でした。

どのような茶事にも”完璧”は無く、心残りや悔いは常にあるように思います。

それでも亭主は最善を尽くし、ひたすらお客様に喜んで頂きたくて勤めます。

その想いを受け止め、お席を上手にリードしていくお正客様の力量も見事!

主客一体となりその一瞬を心から味わうことが茶事の醍醐味かと思います。

「一座建立」…一期一会のひと時の幸福を最も楽しんだのは亭主でしたconfident

もう少し詳しく書きたいのですが、それはまたいつか別の機会に致します。

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