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2017年7月 6日 (木)

全ては言葉から始まった

旅のもう一つの目的地、アウシュビッツ強制収容所。

人類の、最も忌むべき出来事が起こった世界遺産。

216この収容所のこの棟downwardright に収容されていたコルベ神父様。220
今は緑に溢れていますが当時、人間の尊厳は何処にも無かった。217極限の寒さと餓えに苦しむ中での過酷な重労働。

その日々で人間らしさはどう保たれたのでしょう?

219222_2でも恐怖も鉄条網も餓えによっても奪うことができなかった人間らしさは確かにありました。

この場所で餓死刑を言い渡された人の代わりを申し出たコルベ神父様shine

コルベ神父様以外にもそのような方々はたくさんおられたかもしれないshine

”聖母の騎士修道会”の神父様として大浦天主堂に赴任しておられた方shine

どのような暴力も脅しも人の尊厳を完全に奪うことは決してできません。

コルベ神父様が最後を過ごした牢に十字架が建ち清らかな花が奉げられていました。

長い祈りを奉げたかったのですがそれは許されず外に出てからロザリオを繰りました。

                           ☆

「全ては言葉から始まったのです」唯一の外国人ガイドの中谷さんの言葉。

「ヘイトスピーチが始まりでした」それはポピュリズムの波となり、ドイツ全土を席巻することになりました。

ナチスドイツは突然に始まった訳ではなく、民主主義の結果なのでした。

今、世界が向かっている方向は?その中で自身の在り方はどうなのか?

決して政治的にはならず、リベラルな立場で静かに語るガイド中谷さんshine

この方のガイドを受けられたことも今回の旅では大きな恵みと感じました。

この世界遺産は「今、自分は?これからの自分は?」を問うものでしたconfident

世界中に溢れる難民とその難民を受け入れざるを得ない国々。

日本もそうなるかもしれない…その時、自分の心の在り様は?

                           ☆

イスラエルの旗を背にかけた若者たち…今のその国の在り方は?

218そしてアウシュビッツの10倍の広さを持つビルケナウ収容所。224当時、列車が乗り入れた線路upwardright 人で溢れ、アンネもいた収容所。226_2228冬の寒さがどのようなものであったか想像もつきません。

ただ人々が餓えと寒さで毎日のように死んでいった事実。

その中で子供が生まれ、その子供が育ったという事実…

どのような状況下でも人は残虐さと優しさを合わせ持つ。

この世界遺産は今の世界と自分に向き合う貴重な場所。

躊躇う方もいるかもしれませんが今の時代だからこその大切な遺産と感じました。

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