« シチリア色々 | トップページ | 簡単弁当 »

2016年2月29日 (月)

思い出は枯れない

ひどく寒かった先週の水曜日、汐留ビル前の桜も凍えそうでした。

005
浜松町の自由劇場の開演は2時でしたdownwardright (終演後の寂しい劇場風景も好き)

008
加藤道夫氏の代表的な戯曲、”思い出を売る男”を観てきました。

一昨年の1月末には日下武史さんが乞食役で出ておられました。

ご病気で震える手を演技に生かし、名演でとても心打たれました。

                         ♪

「思い出は枯れないの?」劇中、始まって直ぐの花売り娘の台詞。

この言葉がこれほど心に響くことに今まで全く気付きませんでした。

この戯曲を渋谷のパルコ劇場で初めて観たのは、40代始めの頃。

当時もそれなりに苦しみや悲しみを経験したつもりでしたが、まだこの台詞の深さに気付けませんでした。

50代半ば、全ての後ろ盾を失い、荒廃した孤独な心を抱えて現実生活の厳しさを体験し、「思い出」を支えに生きる日々もあるのだと知りました。

そんな経験を経て遅い自立を果たしましたが、やはり苦しい日々だったことも確かです。

ただそんな日々でさえも…過ぎ去ってしまえば「思い出」に変ることは喜ばしいことです。

014

35歳で亡くなられた加藤氏の戯曲はあまりに深く、苦しみを経なければ解らない。

今回の舞台は、若くしてこのような戯曲を書かれた氏に奉げられたものでしたconfident

                           ♪

昨年の”オンディーヌ”から”劇団四季”の公演では無く”浅利演劇事務所”公演です。

浅利先生は受付前におられましたがとてもお元気そうで相変わらずダンディでした。

思いがけず親しくお話をさせて頂き、お写真も撮らせて頂き、とても嬉しく感じました。

どうか益々お元気で”劇団四季”の原点である舞台を長く続けて下さいますように!

« シチリア色々 | トップページ | 簡単弁当 »

娯楽」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/510309/63279215

この記事へのトラックバック一覧です: 思い出は枯れない:

« シチリア色々 | トップページ | 簡単弁当 »