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2015年6月28日 (日)

記憶の旅

海外へ行くと、いつもどこへ行っても、かなりのんびりとした旅をします。

でも20代半ば、初めて海外旅行をした時はそうではありませんでした。

3週間余の間にイスラエル、ギリシャ、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルの数々の都市を周るツアーでもあり、実に忙しい旅でした。

その後、度々、個人で海外旅行をした時も、まるで記録でも残すようにあちこちを巡る旅をしました。

そんな旅が変化したのは30代の終りに英国へ語学留学したことがきっかけです。

約半年の滞在中、親しくなったドイツ、スウェーデン、旧ユーゴスラビアの友人達と英国各地を巡った旅は実にゆったりしたものでした。

パブが1軒しかないような小さな村で一日を過ごすこともありました。

たくさんの丘を巡り、断崖で海に見惚れ、農場に立ち寄り、パブで会った方の家に招かれ、ハイティー(夕方の軽い軽食)を頂くこともありました。今も心に深く残る良い時間でした。

留学を終えてパリに行き、そのまま1ヶ月も滞在したのはその影響が大きかったのでした。

その1ヶ月は人生で最も豊かな経験であったと思っています。

まだまだ若く美しいと言われる年齢であったことも幸いでした。

今、若くもなく、美しくもありませんが旅のスタイルは同じです。

記録ではなく、記憶に残る旅をしたいと、いつも思っています。

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お茶を頂きながらトランプをしたり、語り合ったり…

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寒い日には暖炉を焚いてもらったり…

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カフェではお喋りな雀と話したり…

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看番猫に挨拶をしたら、そっぽを向かれたり…

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いつものように空を見上げたり…

魅力的な路地を歩きまわったり…

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アオスタで、後ろから来た同年代のマダムに話しかけられました。

「マダム、この路地は貴女にとってどんな魅力があるのですか?」

”ロマンを感じるのです。この路地にはたくさんの物語がある気がするの。”

「もちろんこの路地には、たくさん、たくさん物語があるのよ。この路地だけじゃないわ。この街の至る所、私の家の前の道にも物語はたくさんあるのよ。」

”本当に!この街は物語に充ちていますね!古代ローマからの物語が…”

「そうよ。人間の作った街は人間のように物語を持つのよ。マダム、貴女と私にたくさんの物語があるようにね!」

そんな会話をマダムの片言の英語とcreaの片言のイタリア語で交わしました。

まぁ大体ではありますが…正確とも言えませんが(大汗)

お互いに大いに盛り上がり、笑い合いながら「チャオ!」

深い声とグレイの瞳を持つ実に魅力的なマダムでした。

そんな出会いを楽しむことも旅の醍醐味かと思います。

旅の記録ではなく、記憶に残ったことを綴っていきます。

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