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2015年4月29日 (水)

オンディーヌ

劇団四季の”オンディーヌ”を初めて観たのは名古屋中日劇場のこけら落としでした。

当時、中日劇場は最新の設備が整い、四季の舞台は新鮮でとても美しく感じました。

オンディーヌは加賀まりこさん、ハンスは北大路欣也さんでした。

まだ人生を知らぬ10代の心は震え感動したことを覚えています。

その後、人様よりかなり遅い30代半ばで人生へ踏み出しました。

劇団四季にはかなりのご縁を得て、度々、観ることになりました。

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昨年来、四季で起こった事に心を痛めた方もおられると思います。

今回は特別な想いを持って”オンディーヌ”を観ることになりました。

ジロドーやアヌイは四季の原点であり、そのために作られた劇場。

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ミュージカルのための劇場とは少し離れ、一線を画している感があります。

この度は、中日劇場のこけら落としに出演されていた方とご一緒しました。

日生劇場のような壮麗な舞台装置も大きな仕掛けも無いシンプルな舞台。

亡くなられた四季創立メンバーの方々の想い出がこみ上げる舞台でした。

10代の時と同じように心が震え、30代、40代の時とは別の深い感動を覚えました。

身体と違い、人の心は歳とともに衰えるのではなく、深くなっていくものだと思います。

もちろん、この先も予期せぬことがきっと起こることでしょう。

でもその都度、心を深くしていくこともできるはずなのです。

そのためには普遍のものを心に留め置かねばなりません。

自由劇場で演じられる戯曲にはその力が確かにあります。

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生きていれば70代、80代、90代になっても…この劇場に足を運びたいと思いました。

蛇足ながら今回の公演では若い観客がとても多かったことを非常に嬉しく思いました。

若い方々がその後の人生をジロドーやアヌイの普遍的なもので支えられますように!

苦しいことがあろうとも予期せぬことに心を惑わされてもこの劇場に戻れますように!

(勘違いしており、大学入学の前年にオンディーヌを観ていました。Oさん、ご注意ありがとう!)

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