« お弁当ダイジェスト | トップページ | 朝ご飯ダイジェスト »

2015年2月 3日 (火)

福は内

4ヶ伝以上のお点前はかなりの時間がかかります。

先生のお疲れを考慮して炭点前をしませんでした。

003
床に飾られた福の字のお香合は、炭点前省略を意味します。

お軸は「関」、区切りの時節に掛けられることが多いようです。

002_2
10数年前、夜のお稽古では先生と2人で長い時間を過ごすことがありました。

先生はまだお元気で、creaは仕事や私事で悩みが多かった50代半ばの頃。

その悩みを先生にお話しすることは無かったように思います。

けれども先生は折に触れ、色々なことを話して下さいました。

「人の心は福も鬼も抱えているものですよ。」

「鬼も居ることを知っていれば、鬼に喰われることはありません。」

ひと時をただお茶を点て、お茶を喫している中でのお言葉でした。

当時、自分の裡にいる鬼に苦しめられていたことを思い出します。

その日、お席には「関」のお軸が架かっていました。

一生の間に乗り越えなくてはならない様々な「関」。

苦しみながら、人は成長していくのだと思います。

鬼の存在を知れば、鬼に心を喰われることは無い。

「福」をたくさん抱えた心はいつも安らぐようになる。

先生は苦しんでいることをご存知だったのでしょう。

今になってありがたい時間を過ごさせて頂いたと思います。

004_3

お水屋での撮影ですが盆点をしました。

長いお点前を終わって、ほっとしました。

真之行台子は出来ないかもしれません。

006

白梅もいつの間にか花を開き、鶴屋吉信製「福は内」はとても美味しいdelicious

005
「福」を心の裡に重ねて、「鬼」の存在を閉じ込めたいと思いました。

長年、ご指導下さる先生が最も喜ばれる恩返しのように思いますconfident

« お弁当ダイジェスト | トップページ | 朝ご飯ダイジェスト »

茶道」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/510309/61077746

この記事へのトラックバック一覧です: 福は内:

« お弁当ダイジェスト | トップページ | 朝ご飯ダイジェスト »