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2014年12月27日 (土)

恩師の住む街

約束の時間より早くても、恩師は大通りまで出て心配そうに待っていて下さいます。

駆け寄って抱きつくと、幼い子供に話すように、「そんなに走っては転びますよ!」

互いに抱きついたまま、わぁわぁ…何を話したのか思い出せないのだけれどcoldsweats01

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鹿ケ谷からこちらへ移られてもう何年になるのかしら?

クリスマス前だったので玄関には馬小屋が飾られてた!

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すっかり暖められていたお部屋で、何時間も尽きること無く、語り合いました。

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知り合ってから、あまりに長い時間が過ぎました。

かつてお会いした恩師のお母様もお姉さまも亡くなられ、私の両親も亡くなりました。

ずっと見守っていて下さった恩師に、一番辛かった50代の時には連絡を断ちました。

ご心配をかけてはいけないと思い、友人達の支えだけで乗り切ったと思っていました。

けれどもその間ずっと、恩師は深いご心痛の中で祈り続けていて下さったのでした。

人は全く知らないところで、他者の祈りに支えられて生きていることを思い知りました。

生きている間にはどうすることもできない深い苦しみ、悲しみに遭遇することがあります。

それはもう、誰にもどうすることもできなくて、ただ祈ることだけでしか救われない事柄が確かにあります。

でも時が経てば、それは必ず癒されて、自分自身が成長して良い変化を生みます。

そのことを恩師は信じて、ずっと待っていて下さったのです。

だからこその恩師ですし、歳の離れた姉のようでもあります。

語り合いながら感極って抱きつき、別れの時も抱きつきます。

輝くように美しく、華やかであった恩師も80歳を過ぎました。

抱きついた時、お身体が細く小さくなられたことを思い、帰り道で5歳の子供のように泣きべそをかいてしまいました。

「90歳まで頑張るわね!」その笑顔は昔のままです。

あと何年、この街を訪ねることができるでしょうか?

ずっとずっと訪ねていたい街です。

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