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2014年11月 9日 (日)

開炉

11月は炉が開き、”茶人の正月”とも言われます。

このところはお稽古場のお道具の収納と入れ替えに追われていました。

風炉の灰を篩ったり、畳を上げて炉を開き、炉の準備をしたりの重労働です。

多くの、しかも非常に高価なお道具の出し入れにはとても神経を使いました。

先生は80歳を超えた頃もそれらの全てを一人でされていました。

数年前まではたくさんの弟子たちのために炉開きの茶事もして下さいました。

先生が90歳を超えられた今、数名の弟子だけが残り、茶事が開かれることはありません。

「あなたたちだけで充分ですよ。」「楽しい時間をありがとう。」

お稽古の度に聴くそのお言葉に胸が一杯になってしまいます。

来年の炉が開く時にもどうかお元気でいて下さいますように!

                       ♪

茶友から開炉の茶事の案内状が届いていました。

後座では七事式の且座をするとのことでしたので楽しみにしていました。

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あいにくの雨模様でしたが、行き帰りは全く降られずに済みました。

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待合のお軸とお花。

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照葉の美しいこと!shine

客として招かれた茶事で写真を撮ることはありませんが、友人なので許可して頂きました。

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お茶室は、新しい畳の良い匂いがしました。

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床の間には壺飾り。

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四つ椀の蓋が開いたところ。

ご飯も汁も替えが無い盛り切りで、カジュアルな懐石です。

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煮物椀は手作りのとても美味しいひろうずでした。

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焼物は牡蠣、長芋、椎茸、どれも本当に良いお味でしたdelicious

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偶然にもお酒は酔鯨、飲兵衛の好みは似ています!

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湯斗と香物でお椀を清めます。

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開炉のお菓子はぜんざいと決められています。

大納言を煮て作って下さっていて、実に美味しかったのです!delicious

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中立後は且座でした。

正客がお香を焚き、次客は花を入れ、三客は炭、亭主は濃茶、半東は亭主に薄茶を点てます。

実際には①花→②炭→③香→④濃茶→⑤薄茶の順でお点前をします。

亭主は茶席でお菓子を頂くことはしないので、”食べられないお菓子”を出します。

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このお菓子は最後まで席に残っているので、”にらみ菓子”などど呼ばれています。

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水屋では花台、炭斗、香盆の準備をしています。

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炭斗が出たところ。この先はブログに写真が入らないようです。

且座は立つタイミングを合わせることが面白くて、とても楽しいのです。

茶友に恵まれ、楽しい茶事に出席できることに、とても感謝しています。

                           ♪

10代から経験している開炉ですが、歳を重ねるごとに思いが深まります。

先生も茶友もcreaも、無事に来年の開炉を迎えることができますように!

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