道具組み
茶事をする時にはテーマを決めて、それに沿った道具組をします。
数少ない道具の中で、あれやこれやと考えながらの道具選び。
茶道具用の納戸が有る訳でも無いので、道具出しにも一苦労。
茶道具って、何故こんなにも厳重に包まれているのかしら~
このボール箱に包まれているのは?
蓋を開けると桐の箱。
桐の箱の中には布と紙に包まれた煙草盆。
煙草を吸わなくても煙草盆は茶事には欠かせないものなのです。
茶事の中心である濃茶点前から、寛いだ雰囲気の薄茶に移る時、お出しするものです。
お座布団、干菓子のみのお席も最近は増えてきましたが、この風情が懐かしいのです。
この汚い箱は? 100年以上も前に作られたもの。
上に戸を引き上げると…
紙に包まれた折敷が現れる…箱中の段ボールは後に作ったもののようです。
それにしても箱は寸分の狂いもなくスーっと戸が引き上がることにビックり!
どんなに古くなろうとも、職人技の素晴らしさに驚かされます…まだまだ出さなくちゃ!
昨日は11時過ぎから7時頃まで外出していたので、全てを選び終わったのは深夜でした。
この後は、献立を決めてから、懐石用の器をまだまだ出さなくてはなりません。
この出し入れの作業はやや疲れます。元気な時でないとぎっくり腰になりそう。
残すところ、今日を含めて5日間の準備期間…頑張りまっしょい!!!
「茶道」カテゴリの記事
- 新年度♪(2018.04.02)
- 礼状(2017.11.17)
- 口切りの茶事(2017.11.13)
- 色紙点(2017.09.04)
- 春の心はのどけからまし(2017.03.13)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/510309/60489177
この記事へのトラックバック一覧です: 道具組み:
最近のコメント